皇居・東御苑の音楽堂で午後3時ごろ始まったこの音楽会は、去年12月に上皇さまが90歳の卒寿を迎えられ、ことし10月に上皇后さまも卒寿を迎えられることから、宮内庁と皇宮警察本部の幹部でつくる団体が開きました。

出演したのは、上皇ご夫妻とゆかりのある音楽家などで、おふたりや天皇ご一家、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さま、それに黒田清子さん夫妻らおよそ170人を前に、1時間余りにわたって演奏を披露しました。

このうち、チェリストの堤剛さんは、同じく上皇さまの即位20年の祝賀行事で演奏を披露したピアニストの小山実稚恵さんとともに、上皇后さまが天皇陛下のためにつくられた子守歌の編曲を担当するなど長年親交があった故・三善晃さん作曲の「母と子のための音楽」を演奏しました。

また、サックス奏者の渡辺貞夫さんらによるジャズの演奏も披露され、出演者全員によるアンコールの演奏が終わると、上皇ご夫妻はステージ上の演奏者たちのもとに歩み寄って感謝のことばを伝えられていました。

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