しっぽを上げて壁にかけるマーキングのおしっこをする猫(岩手大提供)

 猫がしっぽを上げて壁にかけるマーキングのおしっこ(スプレー尿)は、砂や地面に出したのに比べると臭いとされ、飼い主や地域住民にとって悩みの種となっている。岩手大はこのほど、する場所によって尿の成分が異なるのでなく、含まれるタンパク質の働きで尿が垂直の壁に付着しやすくなり、においが広がっているのが原因とする分析結果をまとめた。  猫の尿には悪臭のもとになるタンパク質「コーキシン」が大量に含まれている。チームは今回、このタンパク質の作用で、広い範囲にかけられた尿が壁に付着しやすくなっており、砂や土に閉じ込められるのに比べてにおいが拡散しやすくなっていると結論づけた。


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