秋田市教育委員会は8日、市立城東中学校の生徒用タブレット端末で、3年生123人の個人情報が約3カ月間、閲覧できる状態だったと発表した。履歴から生徒15人が閲覧したことが判明したが、外部への流出は確認されていないという。
市教委によると、閲覧可能だったのは、健康状態や指導上配慮すべき事項などの情報。3年生を担当する教員が個人情報ファイルを引き継ぐ際に保存先を誤り、生徒や教職員が見られる共有フォルダーに保存。タブレットでは個人情報を扱ってはいけないルールになっていた。共有フォルダーは授業で使っていたが、教職員は気付かなかった。
3日に保護者からの指摘で同日にファイルを削除。タブレットは校内のみで使っていたという。(滝沢隆史)
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