沖縄県の玉城デニー知事は12日の記者会見で、政府が同県うるま市に陸上自衛隊訓練場を新設する計画を断念したことを歓迎した。「今回の計画は計画ありきのずさんなものだった。地元の実情を踏まえ賢明な判断をされた」と述べた。
政府は県内の別の場所で訓練場確保を再検討する方針だが、玉城氏は「今回のように計画ありきで説明が二転三転するのでは、今後も県民の賛意を得るのは難しい」と指摘。「自衛隊施設の整備は米軍基地負担軽減と併せて検討すべきだ」と求めた。
2024年度予算にうるま市のゴルフ場跡地の取得経費を盛り込み、26年度の着工を目指していたが、木原稔防衛相は11日、整備を断念すると表明した。
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