福岡県宮若市で昨年7月、小学6年の女児3人が亡くなった水難事故からまもなく1年となる8日、宮若市などでつくる市水難事故防止対策協議会(会長・塩川秀敏市長)の最終会合が市役所で開かれた。黙禱(もくとう)の後、水難事故への注意を促すリーフレットの完成と看板の設置完了が報告された。

 リーフレットはA4サイズの計8ページ。「子どもだけで川に行かないで」などと注意を呼びかけ、危険な場所を地図で示している。市内の小中学生約2千人に学校を通じて配布するほか、約1千部を自治会用に用意した。

 看板は、事故が起きた犬鳴川沿いの6エリアに計24枚設置。立ち入り禁止や注意などを求めている。危険性が一目でわかるようにピクトグラム(絵文字)も添えた。事故現場のほか、川遊びをする子どもが多いエリアなどを選んだという。

 協議会は、昨年7月21日に起きた事故直後の8月に関係団体で設立され、8日の会合をもって解散した。(鳥尾祐太)

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