新潟県上越市の中川幹太市長が市議会で、市内に工場のある企業名を挙げた上で「企業誘致で頭のいい人だけが来るわけではない」などと発言した問題に絡み、中川市長は8日に記者会見を開き、自身の給与の5カ月分(7~11月)を全額削減する方針を示した。
現在の市長の給料は約82万円。市は関連の2議案を19日の臨時市議会に提案する。市長給料が全額カットされれば、同市では初めてという。
中川市長は会見で、不適切発言によって市政に対する信頼を損ねたことや、市民らから寄せられた約300件の辞職を求めるなど批判的な声を「重く受け止め」、自身の減給処分を検討していた。
中川市長はこの日、「市民のために引き続き尽力していくことを約束したい」とも述べた。「二度と失言はしない」とし、専門家のアドバイスを受けていることも明らかにした。(北沢祐生)
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