海上自衛隊の潜水艦修理契約に絡み、川崎重工業が裏金を捻出し、乗員に金品などを提供していたとされる問題で、防衛省は8日、木原稔防衛相が、隊員と川重側との関係や契約の適正性を調べるよう、防衛監察監に「特別防衛監察」の実施を指示したと発表した。指示は5日付で、木原氏は同日の記者会見で指示したと述べていた。
木原氏は他にも、各機関のトップに対し、利害関係者に該当しない事業者との関係についても、節度ある付き合いが求められることを周知徹底することを指示した。
川重によると、取引先企業との架空取引による裏金捻出は遅くとも6年前に始まり、額は少なくとも十数億円に上るとみられる。
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