参院選の応援演説中だった安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件から、8日で2年。現場の奈良市の近鉄大和西大寺(やまとさいだいじ)駅前に設けられた献花台には多くの人が訪れ、事件発生とほぼ同時刻の午前11時半ごろ、集まった人が黙禱(もくとう)を捧げた。
早朝から出勤前の人たちが足を運び、日中は日傘や帽子で身を守りながら、花束を手に駆けつける人の姿が見られた。大阪府豊中市の男性(67)は「思い出すたびに胸が締め付けられるが、決して忘れてはいけない。暴力で抑え込む行為は決してあってはならない」と話した。(富岡万葉、机美鈴)
- 安倍氏を救護した医師が伝え続けたいもの 社会が向き合うべき糸口は
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