映画監督の立場を利用して俳優の女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁は8日、映画監督の榊(さかき)英雄容疑者(54)=川崎市中原区=を準強姦(ごうかん)の疑いで逮捕し、発表した。「監督の立場を利用してわいせつな行為をしたことはありません」と容疑を否認しているという。逮捕は4回目で、この女性と別の女性俳優への準強姦罪で起訴されている。

 捜査1課によると、榊容疑者は2016年7月25日と同年9月30日、東京都港区のマンションの一室で当時20代の女性に映画監督の立場を利用してわいせつな行為をした疑いがある。

 女性は榊容疑者が監督を務めたテレビドラマにエキストラとして出演していた。榊容疑者のSDカードからは女性約10人とのわいせつな動画が50点以上見つかったという。(遠藤美波)

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