意識不明の母親=当時(86)=を車椅子で連れ出し、公園のベンチに置き去りにしたとして、保護責任者遺棄罪に問われた宮城県多賀城市の無職松田一明被告(58)に、仙台地裁は19日、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。母親は病院に搬送された後、死亡していた。
須田雄一裁判官は「死亡すると葬儀代がかかると考え犯行に及んだ。身勝手な動機に酌量の余地はない」と述べた。一方で反省していることから執行猶予とした。
計画性がなく再犯の可能性も低いことから、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。