「首都圏色」に塗装されたキハ40形気動車(右)=7日午前、宮崎市

 JR九州は7日、宮崎、鹿児島両県を結ぶ日南線が昨年5月に開業60周年を迎えたことを記念し、ディーゼルエンジン搭載のキハ40形気動車の車体を、屋根以外を全面朱色の「首都圏色」に塗り上げた限定車両をお披露目した。7月12日に南宮崎(宮崎市)―志布志(鹿児島県志布志市)間で運行を開始する。  「首都圏色」は1980年ごろに首都圏を走る国鉄の一般車両がコスト削減のため、車体塗料を一色に絞り、朱色に塗られていたことにちなむ。  兵庫県姫路市から駆け付けたという会社員松本啓太郎さん(21)は「写真で見たより明るい色だった。鹿児島で前泊して見に来たかいがあった」と笑顔で話した。


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