平和宣言の起草委員会最終会合で発言する長崎市の鈴木史朗市長(奥)=6日午前、長崎市の長崎原爆資料館

 長崎市は6日、「原爆の日」の8月9日に開く平和祈念式典で鈴木史朗市長が読み上げる平和宣言の起草委員会最終会合で、ロシアのウクライナ侵攻に触れる一方、原案には記していたイスラエルの国名を削除し「中東における武力攻撃」と修正した文案を示した。一部の委員からは、国名を明示するよう求める意見も出た。  鈴木市長は「個別に言っていくと訴えたいことがかすんでしまう」と説明。会合後の取材に「現下の国際情勢についてきちっと表現できるように書いた。今後も趣旨が伝わるよう推敲を重ねたい」とした。市は委員の意見を参考に、最終的な骨子を取りまとめ今月末に発表する予定。


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