福岡県水巻町で昨年6月、姉=当時(52)=を殺害し、奪った通帳で現金を払い戻したとして、強盗殺人や詐欺などの罪に問われた無職辻和美被告(52)の裁判員裁判初公判は5日午後も続き、検察側は証拠調べで、辻被告から知人の岡村恵美被告(47)=強盗致死罪などで起訴=側に計約5800万円を送金したことを示す記録を提出した。  辻被告から岡村被告とその家族への送金は2004年ごろ始まり、毎年送金されていたとしている。  検察側の冒頭陳述によると、辻被告は02、03年ごろ、当時の職場で岡村被告と知り合い、04年ごろから頼まれて金の援助が始まったとしている。


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