愛知県豊田市は4日、納税通知書などの印刷業務を委託していたイセトー(京都市)のサーバーが身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」に感染し、最大で延べ約42万人分の市民の個人情報が漏洩したとみられると発表した。現時点で情報が悪用されたとの報告は受けていないという。

豊田市によると、漏洩したのは、2022年12月から今年3月に同社が受託した新型コロナウイルス予防接種券のデータ33万人分や、市県民税と軽自動車税の納税通知書データ5万人分など。住所、氏名に加え、接種券では生年月日や接種履歴、納税通知書では口座情報などが含まれていた。

5月26日にイセトーのサーバーなどが被害を受け、6月18日に流出が確認された。同社を巡っては、和歌山市や徳島県などでも個人情報が漏洩する被害が出ている。〔共同〕

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