京都府警は4日、サイバー企画課が管理する情報セキュリティーの啓発サイトが不正アクセスを受け、サイトが改ざんされたと発表した。メールマガジンの配信先のメールアドレス約300件も流出したおそれがあるという。

 サイバー企画課によると、不正アクセスを受けたのは、府警や京都市、経済団体の機関などが参画する団体「京都中小企業情報セキュリティ支援ネットワーク」のウェブサイト。中小企業向けに情報セキュリティーに関する情報発信をしていて、同課が管理を担っていた。

 2日にサイバー企画課の職員がサイトの更新作業をしたところ、ウェブサイトの文字がずれていたり、一部が真っ白になっていたりしていることに気付いた。中国語のサイトへ誘導する仕掛けも施されていた。メールマガジンの配信登録は約300件あり、会社名や部署名、メールアドレスが流出した可能性があるという。

 府警サイバー対策本部は「重く受けとめ、鋭意捜査する」とコメントしている。(茶井祐輝)

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