北アフリカの出身国で同性愛者だとして迫害され来日した30代男性が、日本政府の難民不認定処分は不当として取り消しなどを求めた訴訟で、大阪地裁(徳地淳裁判長)は4日、請求を認め国に難民認定するよう命じる判決を言い渡した。

訴状などによると、男性はイスラム教の国出身。法律で同性との交際が禁止されており、逮捕者も出ているという。男性は同性との交際を知った家族によって監禁されたり、車でひかれそうになったりして身の危険を感じ、亡命のためビザを取得して2019年12月に来日した。

20年1月、大阪出入国在留管理局に難民申請した。21年2月に不認定決定が出て、不服とした審査請求も22年5月に棄却。同年7月に提訴した。〔共同〕

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