おととし9月5日、牧之原市にある認定こども園「川崎幼稚園」の駐車場に止められた通園バスの車内に、園に通っていた河本千奈ちゃん(当時3)がおよそ5時間にわたって置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなりました。

当時バスを運転していた元園長の増田立義被告(74)は、園児たちが降りる際に車内の確認を怠ったとして、また、クラスの元担任の西原亜子被告(48)は、欠席したと思い込み保護者への確認を怠ったとしていずれも業務上過失致死の罪に問われました。

裁判で2人は起訴された内容を認め、検察が元園長に禁錮2年6か月、元担任に禁錮1年を求刑したのに対し、2人の弁護側は執行猶予のついた判決を求めていました。

きょうの判決で静岡地方裁判所は、元園長に禁錮1年4か月の実刑判決を、元担任に禁錮1年、執行猶予3年を言い渡しました。

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