一部区間で運行を再開し、鉄橋を渡る黒部峡谷鉄道のトロッコ電車=19日午前、富山県黒部市
北アルプスの絶景を車窓から楽しめる黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)のトロッコ電車が19日、約5カ月間の冬季休業を終え一部区間で運行を再開した。営業は11月末まで。 再開区間は、温泉街のある宇奈月から笹平までの約7キロ。オレンジ色の車体が特徴のトロッコは、黒部川沿いを平均時速16キロで走り、乗客は新緑の木々やエメラルドグリーンに輝くダムの湖水を眺められる。 能登半島地震による落石で走行ルートである鐘釣橋の一部が損傷したことから、宇奈月―欅平間約20キロの全線開通は10月1日を見込む。 黒部峡谷鉄道によると2023年の乗降客数は約53万6千人で、新型コロナ流行の影響から回復傾向にある。
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