空き家に侵入して金品を盗もうとしたなどとして、群馬県警は2日、無職ド・バン・フン容疑者(29)らいずれもベトナム国籍で伊勢崎市在住の26~30歳の男4人を邸宅侵入・窃盗未遂などの疑いで逮捕し、発表した。県内などでは2022年から空き家狙いの被害が相次いでおり、県警はこのベトナム人グループの余罪を調べている。

 捜査3課によると、同容疑者らは昨年12月19~23日、埼玉県皆野町の空き家に侵入し、金品を盗もうとした疑いなどがある。県警は、同容疑者らの関係先から盗まれたとみられる金庫などを押収しており、4人や他の仲間が近隣で空き家狙いを繰り返していたとみている。

 群馬県内での空き家狙いの被害件数は、21年の62件から22年に388件と約6倍に。昨年680件、今年は5月末時点で349件と多発しており、県警は警戒を呼びかけている。

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