旧ツイッターの「X」に現れた偽のアカウントは、「公演に関する情報をお届けします」などと書かれ、公式のアカウントやサイトで使われている説明文や写真、画像を悪用しています。

4月5日ごろから公式アカウントと同様の投稿を繰り返していて、イベント当日の10日には、「生中継」をしているとする偽サイトのURLを公開していました。

サイトには「自宅」「接触」「その他の試合情報」など不自然な言葉や表現が複数みられたほか、配信を見ようとすると個人情報やクレジットカードの登録を求められる仕組みになっていました。

NHKが確認したところ、同じURLを公開している不審なアカウントがほかにも複数みられ、多くは別のライブイベントや音楽情報サイトのアカウントを装っていました。

こうした問題について「STARTO ENTERTAINMENT」は公式サイトで注意を呼びかけています。

それによりますと、「公式無料配信」「生放送」といった虚偽のライブ配信情報やグッズ販売サイトになりすますケースのほか、「プレゼントに当選しました」と偽ってメッセージが送られてくるケースもあるといいます。

会社側は、クレジットカードの不正利用やSNSアカウント乗っ取りなどの被害に遭うおそれもあるとして、安易にURLをクリックしたり個人情報を入力したりしないよう呼びかけています。

著名人や企業、行政などになりすました偽アカウントや偽サイトはこれまでも相次いでいて、旧ジャニーズをめぐっても「嵐」のメンバーになりすましたXのアカウントが問題視されています。

安易にフォローや拡散をしたり投稿やメッセージのURLをクリックしたりせず、本物か疑わしい場合は公式サイトによる紹介や、注意喚起などがないか確認するなど対策が必要です。

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