東京電力福島第1原発では6月20日、汚染水漏れを起こした除染設備を運転再開させた。汚染水漏れは2月7日午前9時ごろに発生。除染設備は、汚染水に含まれる放射性セシウムやストロンチウムを低減するためのもので、設備を洗浄していたところ、建屋外の排気口から洗浄廃液が漏れ出ているのが見つかった。漏れた汚染水は約1.5トンに上った。  6号機で6月18日に電源盤のブレーカーが落ち、使用済み核燃料のプール冷却が約10時間止まった問題で、東京電力は6号機タービン建屋内の電線がショートしたことが原因だったことを明らかにした。電線を囲うダクト内から細長い金属片(長さ約40センチ)が見つかり、金属片が電線に触れるなどしてショートした可能性を含め原因を調べている。 

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