富士山のふもとの富士吉田市にある「北口本宮冨士浅間神社」には30日、富士山を信仰する人や地元の人などおよそ300人が集まり、登山の安全を願う神事が行われました。

続いて「茅の輪くぐり」が行われ、参加者が直径2メートルほどの輪を3回くぐって、身のけがれをはらい、無病息災などを祈りました。

そして、登山道の入り口にある鳥居で「お道開き」が行われ、鳥居に渡されたしめ縄を木槌でたたき切って、登山道が開かれたことをあらわしました。

富士山の山梨県側では、適切な登山者数の管理や安全対策のため、ことしから
▽登山者数の上限を1日当たり4000人とし
▽1人当たり2000円の通行料を徴収するといった新たな規制が始まります。

北口本宮冨士浅間神社の上文司厚宮司は「登山者には健全な登山を心がけてもらい、平穏無事で事故のない夏山シーズンとなってほしい」と話していました。

富士山の山梨県側の夏山シーズンは、7月1日から9月10日まで続きます。

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