これは親会社で、製缶大手の「ホッカンホールディングス」が11日、ホームページ上で明らかにしました。

会社側の説明によりますと、「昭和製器」で経理を担当していた男性社員は、インターネットバンキングのサービスを使って会社から自分の口座に送金を繰り返し、着服していたということです。

被害額は分かっているだけでも、先月までのおよそ8年半であわせておよそ3億5000万円にのぼるということです。

銀行からの指摘で不正が発覚したということで、社内調査に対し男性社員が着服を認めたため、会社は業務上横領の疑いで警察に被害届を提出するとともに、今月、この社員を懲戒解雇しました。

親会社の「ホッカンホールディングス」は「大変遺憾であり、深くおわび申し上げる。警察の捜査に全面的に協力するとともに社内に調査委員会を設置し、全容の解明と再発防止策の策定を進めていく」とコメントしています。

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