気象庁は28日、能登半島地震が発生した当日の1月1日から6月28日午後4時までに、周辺を震源とする震度1以上の地震が1880回起きたと明らかにした。地震回数は当初より減少傾向で、2〜5月は最大震度5弱以上がゼロだったが、6月3日には最大震度5強を記録した。

気象庁は、地震活動が活発な状態は当面続くとして、強い揺れに警戒を呼びかけている。地盤が緩んでいる場所もあり、梅雨の大雨による土砂崩れの危険性にも注意を求めている。

気象庁によると、能登半島周辺で発生した一連の活動による回数を集計した。月別では1月が1558回、2月144回、3月70回、4月45回、5月28回。6月は28日午後4時までに35回だった。

最大震度別では震度1が1164回、2が466回、3が182回、4が49回、5弱7回、5強9回、6弱2回、7が1回となっている。6月3日の震度5強は、1月6日以来の5強以上となった。

能登半島では2020年12月から活発な地震活動が継続。22年6月に最大震度6弱、23年5月には6強が発生していた。

〔共同〕

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