抗議活動は、性暴力根絶を訴える「フラワーデモ」を行う沖縄県内のグループが呼びかけたもので、県内各地からおよそ100人が参加しました。

はじめに、参加者全員が、嘉手納基地のゲートに向かって持ち寄った花を高く掲げ、抗議の意思を示しました。

沖縄では、アメリカ兵による性暴力事件が今週、相次いで明らかになりましたが、いずれも事件に関する情報は沖縄県に伝えられていませんでした。

主催者の女性は「アメリカ軍基地が集中する沖縄で、このような事件が頻発していることに黙っていられません。きょうは、被害者とその家族に思いを寄せたい」とあいさつしました。

このあと、マイクと花を手に一人一人がスピーチを行い、大学生の女性は「空軍の兵士が16歳未満の少女に暴行をしたことは許せないし、半年にわたって隠蔽してきた日米両政府も許せません」と語りました。

うるま市から参加した玉城愛さん(29)は「この事件だけではなく、沖縄の構造的な問題で女性や子どもたちが苦しんでいる」と訴えました。

抗議活動のあと、玉城さんは「国内外の友人から『連帯しているよ』と励ましの連絡をもらっています。この事件は沖縄だけの問題ではなく、本土の問題でもあるということを考えてほしい」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。