敦賀原子力発電所2号機は敷地内の断層が原子炉建屋の真下までつながっていた場合、再稼働が認められず、原子力規制委員会の判断が注目されています。

28日の審査会合では今月上旬に行われた規制委員会による現地調査の結果をもとに議論が行われました。

このなかで事業者の日本原子力発電は、断層に含まれている鉱物や、敷地内の地層のサンプルの分析結果から、断層は原子炉建屋の真下までつながっていないと改めて説明しました。

これに対し原子力規制庁の担当者は、現地調査の結果を元に、日本原電が適切に評価していない可能性があると指摘したほか、断層の特徴は原子炉建屋近くの地層と類似点が見られると指摘しました。

原子力規制庁は断層が原子炉建屋の真下につながっているかどうかについて来月末にも結論を出し、規制委員会に報告することにしています。

委員会として再稼働を認めないという結論になった場合、2012年の発足後初めてとなり敦賀原発2号機は廃炉になる可能性もあります。

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