サクランボの代表的産地の山形県は28日、一部農家への聞き取り調査で、今年の主力品種の収穫量が平年より減少したとの回答が84~69%に達したと明らかにした。うち「5割超の減」との回答が15%前後あった。昨年夏や収穫期の今年6月に、高温が続いたことが要因。吉村美栄子知事は「温暖化や酷暑は災害的な状況だ」と述べ、農家の支援に当たる考えを示した。  同日開いた県の対策会議で、主力品種「佐藤錦」と「紅秀峰」を栽培する農家109件への聞き取り結果を示した。減少が「3~5割」としたのは佐藤錦で33%、紅秀峰21%。「3割まで」は佐藤錦36%、紅秀峰40%だった。


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