環境省と大阪市は28日、大阪・関西万博が開かれる人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で、強い毒をもつ特定外来生物ヒアリ約550匹が見つかったと発表した。ヒアリの定着を防ぐため、環境省が今後、発見場所やその周辺を調査する。

 市によると、ヒアリは万博会場から道路を挟んで東側に位置する「コンテナターミナル」で見つかった。環境省の大阪港での定期調査をきっかけに、ターミナル内の舗装の継ぎ目から出入りしていることを確認した。発見場所の周辺には殺虫餌を設置したという。

 ヒアリに刺されると激しい痛みを感じ、かゆみやウミといった症状が出る。市は素手で触らないや刺激をしない、などと注意を呼びかけている。

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