沖縄県警へ抗議文を提出した「オール沖縄会議」の糸数慶子共同代表(右)ら=28日午後、那覇市

 沖縄県で女性に性的暴行をしたとして在沖縄米空軍兵が3月に起訴された事件を受け、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する団体「オール沖縄会議」が28日、県警本部を訪れ、県に事件の情報を共有しなかった対応を抗議した。同日判明した別の米兵が5月に女性への不同意性交致傷の疑いで逮捕されていたことも県は把握しておらず、強い反発が広がった。

 オール沖縄側は「重大事案の発生後の情報共有を6カ月間も怠った。前代未聞の事態だ」とする抗議文を県警に提出。鎌谷陽之本部長は女性のプライバシーに配慮したと説明したという。

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