岐阜県池田町発注の工事をめぐり、業者から賄賂として現金100万円を受け取ったとして、岐阜県警は前町長の岡崎和夫容疑者(76)=官製談合防止法違反などの疑いで逮捕=を7月1日にも収賄容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

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 捜査関係者によると、岡崎容疑者は2022年2月、町発注の工事で有利になるように取り計らう趣旨で、大垣市の業者から現金100万円を受け取った疑いがもたれている。

 この業者は、同年7月に執行された「温知(おんち)保育園空調機設置工事」の指名競争入札を1330万円で落札した。

 この入札をめぐり、県警はこの業者に他の指名業者を漏らしたなどとして、岡崎容疑者を11日に逮捕した。県警は岡崎容疑者が現金を受けとった見返りに便宜を図ったとみて調べるとともに、落札業者にも詳しく事情を聴く方針。

 岡崎容疑者は町助役などを経て、03年に町長に初当選。女性職員らへのセクハラが認定され、6期目途中だった今年4月に辞職した。

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