退職幹部や職員の逮捕が相次いだ鹿児島県警は26日、不祥事防止に向けた会合を開いた。県警幹部や増田吉彦県公安委員会委員長らが出席。増田委員長は「組織風土の根本に踏み込んだ原因分析と、それに基づく対策の策定をお願いする」と求めた。

県警では4月以降、国家公務員法(守秘義務)違反容疑の前生活安全部長、本田尚志被告(60)のほか、捜査資料漏洩、不同意わいせつ、盗撮の疑いで現職警察官3人も逮捕された。原因究明と再発防止に向け、警察庁は24日から県警に対する特別監察を行っている。

県警は来週以降も会合を開き、警察庁の助言を受けながら、7月中をめどに再発防止策の策定を目指す。

県警の不祥事を巡っては、5月に逮捕された枕崎署巡査部長の盗撮事件の捜査で、的確な指示や確認を欠いたとして、警察庁は21日、県警トップの野川明輝本部長を長官訓戒の処分とした。〔共同〕

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