2021年3月、長野県青木村を飛行していたヘリコプターのエンジン出力が低下し、農道に着陸した際に大破して機長や同乗者計6人が重軽傷を負った事故で、運輸安全委員会は27日、エンジンの部品が焼き付いて破断したことが原因とみられるとする報告書を公表した。

 報告書によると、ヘリは青木村上空でエンジン潤滑油系統に異常があるとの計器表示があり、エンジン出力を下げた。着陸場所を探している際にエンジンから異常音が聞こえ、エンジンの燃焼が止まったことを認識した。降下する際の風圧を利用する「オートローテーション」で農道に着陸しようと機体を操作したが、着陸時に機体が大破した。

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