交流サイト(SNS)で投資を呼びかける手口で計約2500万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は26日、詐欺の疑いで、いずれも職業不詳で東京都台東区の鷹野由美子(57)、中国籍で江東区の張彦博(ジャンイエンボー、38)両容疑者ら男女5人を逮捕した。

◆海外に拠点を置く詐欺組織の一員の可能性

 捜査2課によると、急増するSNS型投資詐欺の詐取金を回収する「出し子」グループで、被害は2022年9月〜昨年9月に少なくとも14人、計5億1000万円に上る可能性がある。SNS型投資詐欺の組織の摘発は全国初とみられる。  逮捕容疑では昨年1〜5月、通話アプリLINEのトークで、30〜60代の男女3人に架空の投資話を持ちかけ、計約2550万円をだまし取ったとされる。捜査2課は5人の認否を明らかにしていない。  2課によると、被害者はいずれも投資情報を交換するLINEグループに加入させられ、投資を持ちかけられた。5人は中国に関係があることから、海外に拠点を置く詐欺組織の一員の可能性がある。 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。