小学6年生と中学3年生を対象とした文部科学省の全国学力調査が18日にあった。国公私立の小中学校計約2万8千校(全体の97.7%)、約200万人が参加した。実施教科は国語と算数・数学。結果は7月末に公表される。
文科省によると、前日夜に起きた豊後水道沖を震源とする地震の影響で、愛媛、高知両県で小中学校計13校が休校し、調査を後日に行うか検討中という。愛媛県の特別支援学校1校は、後日行うことを決めた。このほか、能登半島地震の影響で石川県輪島市の小中学校6校は参加しなかった。
小6の算数では、グラフなどからデータを読み取って、桜の開花という身近な事象を考えさせる問題が出た。中3の国語では、触れる情報が偏る「フィルターバブル現象」を題材に、話し合いの題材や展開を捉えながら、他者の発言と結びつけて自分の考えを書かせる問題が出た。
学力調査と同時に、生活習慣や学習意欲などに関するアンケートも行われ、今回から原則、全員が1人1台の情報端末を使って回答した。(山本知佳)
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