気象庁は25日、向こう3カ月の長期予報を発表し、7~8月は全国的に平年を超える高温となる可能性が高いとして、十分な熱中症への警戒を呼びかけた。

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 同庁は7~8月の平均気温が平年より高まる確率が全国で50~60%と見込んでおり、5月時点での予想(40~50%)よりも高温傾向が強まった格好だ。

 南米ペルー沖で「ラニーニャ現象」に近い状況が進行しているのが主な要因。その影響でインド洋や太平洋の西側で海面水温が上昇し、太平洋側や大陸側の高気圧が日本列島の方向へそれぞれ張り出し、気温が上がるという。

 同庁異常気象情報センターの田中昌太郎所長は、「室内でのエアコン使用や水分・塩分の摂取、外出を控えるなどの予防行動を取って欲しい」としている。(大山稜)

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