国際文化会館は24日、日本と世界の関わりをテーマとした優れた報道を表彰する「ジャーナリズム大賞」を発表した。日本経済新聞が2023年11月に報じた調査記事「中国に狙われた工作機械」を大賞に選んだ。

受賞作は中国が日米欧の工作機械を核開発に転用している疑いを公開情報などをもとに調査した。入札情報から核機関が先進国の工作機械を入手しようとしていることを突き止め、実際の映像などから使用の実態を明らかにした。

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電子版で3Dモデルを用いて工作機械が核開発に転用される流れを解説したほか、ドキュメンタリー動画「NIKKEI Film」で専門家の解説を交えて多角的に伝えた。

ジャーナリズム大賞の募集は今回が初めて。東京大学の林香里理事・副学長が選考委員長を務めた。表彰式は7月17日に実施する。

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