大阪・北新地のバーで客に酒を飲ませて昏睡(こんすい)させるなどし、抜き取ったカードで決済したとして、大阪府警は22日、バー「Monica」(大阪市北区曽根崎新地1丁目)の経営者で中国籍の薫春雨(ドンチュンユー)容疑者(40)=大東市新田東本町=を昏睡強盗などの疑いで、20~50代の従業員ら女4人を電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕し、発表した。府警は認否を明らかにしていない。

 発表によると薫容疑者らは4月、バーで40代の男性客に酒を飲ませて昏睡させ、財布からクレジットカードを抜き取り決済し、約7万6千円をだまし取った疑いがある。また昨年12月には、50代の男性客から約45万円をだまし取るなどした疑いがある。

 薫容疑者が経営するバーなど2店舗に関しては、約2年前から約60件、計約2千万円の被害相談があるといい、府警が関連を調べている。(田添聖史)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。