天皇、皇后両陛下は22日午前、英国を公式訪問するため政府専用機で羽田空港を出発された。国賓として歓迎行事やチャールズ国王夫妻主催の晩さん会に臨み、両陛下が留学した思い出の地、オックスフォードも訪れる。29日に帰国する。

国際親善目的の外国訪問は即位後2度目。エリザベス女王の招待で2020年に訪英する予定だったが、コロナ禍で延期となり、22年に女王が亡くなり国葬に参列。今年に入り国王から改めて招待があった。

羽田空港では秋篠宮ご夫妻や戸倉三郎最高裁長官夫妻らに見送られ、両陛下は一人一人にあいさつしてタラップを上がり、一礼して搭乗した。首席随員は中曽根弘文元外相が務め、皇后さまの主治医で精神科医の大野裕氏も随行した。

両陛下は現地時間22日夕(日本時間23日未明)、ロンドン郊外のスタンステッド空港に到着。天皇陛下は23日に日本文化発信施設、24日にテムズ川の高潮防止施設を視察する。

英国公式訪問へ向かわれる天皇、皇后両陛下=22日午前、東京・羽田空港

英国出発前に、秋篠宮ご夫妻と言葉を交わされる天皇、皇后両陛下=22日午前、東京・羽田空港

天皇、皇后両陛下の国賓訪問を控え、バッキンガム宮殿につながる道路の両脇に掲げられた日英両国の国旗=21日、ロンドン

英国公式訪問へ向かわれる天皇、皇后両陛下=22日午前、東京・羽田空港

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