来年春に卒業する高校生の就職活動は、来月1日に企業の求人の公開が始まり、事実上スタートします。

それを前に、21日に東京 港区で開かれた催しには、およそ200人の高校生のほか、飲食や物流、建設などの企業33社が参加しました。

このうち建設会社のブースでは、ボードにしっくいを塗る体験が行われ、生徒たちは職人に指導を受けながら左官の仕事について学びました。

また警備会社のブースでは、護身用の道具の扱い方などを教わりました。

ことし3月に卒業した全国の高卒者の求人倍率は、経済活動の活発化や進学率の高まりなどを背景に3.98倍と過去最高を記録していて、今後も高い水準の求人倍率が見込まれています。

参加した埼玉県の高校3年の男子生徒は「IT関連の会社に就職したいと考えています。趣味に時間を費やしたいので休みがきちんととれる会社を探したいです」と話していました。

また、都内の運送会社の社員は「ドライバーなどの高齢化が進んでいるので、多くの若い人材を採用したい。自分たちの会社の魅力は雰囲気の良さなのでアピールしていきたい」と話していました。

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