神戸市中央区の動植物園「神戸どうぶつ王国」で、世界最古の猫と呼ばれる「マヌルネコ」の赤ちゃん4匹が21日から一般公開される。20日、報道関係者向けに公開され、母親に甘えたりじゃれあったりする可愛らしい姿を見せた。

 4月19日に母親の「アズ」が出産したメス3匹とオス1匹で、16日現在の体重は1021グラムから1258グラム。マヌルネコは生まれてからの感染症のリスクが高いため、獣舎内に入る際には専用の服と靴を着用、必ず手袋をつけるなど、衛生管理を徹底してきたという。飼育員の藤井菜摘さん(27)は「アズは赤ちゃんが来たら必ず授乳を受け入れ、赤ちゃんたちに『そっちに行くな』と呼びかけたりして、いいお母さん。こうして親子でいる姿を見て安心しました」と話した。

 同園によると、国内でマヌルネコの赤ちゃんが生まれ元気に成長したのは、2021年に上野動物園で生まれた、今回の4匹の赤ちゃんの父親の「ナル」以来だという。

 公開時間は午前10時~11時半と午後1時半~3時の1日2回。(石田貴子)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。