東京都選挙管理委員会は20日、同日告示された都知事選で立候補者が貼るポスター掲示板が不足する場合、候補者自身で増設してもらうと発表した。都選管は最大48人分のポスターが貼れる掲示板を用意しているが、同日午後5時までに掲示板の数を超える56人が立候補を届け出た。
都選管は立候補届け出後に、クリアファイルや画びょう、テープなどを支給する。掲示板の端にクリアファイルを画びょうなどで固定し、その上に自身のポスターを貼ってもらう。都選管によると、自身で掲示板を増設する例は過去にないという。
都知事選は国政選挙並みに注目を集めることから、立候補者の数も他の地方選挙と比べ桁違いに多い。過去最多だった前回2020年の22人を大幅に上回った。
都選管によると、掲示板は都内に約1万4千カ所ある。
【関連記事】
- ・都知事選告示、論戦スタート 「都政の未来」託す先は
- ・東京都知事選挙の有権者、過去最多1153万人 19日時点
- ・「劇場型」の東京都知事選挙 公職選挙法の限界が露呈
- ・東京都知事選挙、宿命の「劇場型」 1000万人が1人選ぶ
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。