20日午前6時半ごろ、山形市蔵王温泉にある「蔵王中央ロープウェイ」の「温泉駅」の東側、およそ2キロの登山道で、兵庫県加古川市の71歳の男性が1人で登山をしていたところ、やぶから出てきたクマに襲われました。

警察によりますと、男性はクマに襲われたあと自力で下山し、市内のホテルに戻ってから消防に通報したということです。

男性は、頭から肩にかけてけがをしていて、命に別状はないということです。

現場は、この時期、蔵王連峰の山形側に登山で訪れる人が利用する登山道です。

山形県は、先月28日から県全域に「クマ出没注意報」を出していて、山に入る際は、ラジオや鈴などの音が出る物を身につけて自分の存在を知らせるほか、とり残した果実や野菜、それに生ゴミなどクマの餌となるものを放置しないよう呼びかけています。

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