高知工科大(高知県香美市)と高知開成専門学校(高知市)で情報通信技術などを学ぶ計23人の学生たちが19日、県警の「サイバー防犯ボランティア」の委嘱を受けた。インターネット上で犯罪につながる情報を見つけて通報する役割を担い、任期は1年間。

 高知工科大の学生団体「サイカット」は10回目、高知開成専門学校の「セントラル キャラクターズ」は2回目の委嘱。昨年1年間で両団体は違法薬物の売買や闇バイトなどに関する計308件を通報した。県警の担当者は「我々とは着眼点や検索の仕方が違い、とても心強い」と言う。

 子供たちへの防犯教育にも取り組むサイカットの仲村樹代表(20)は、大学の授業の合間のパトロールが日課。「去年より1件でも多く見つけたい」と話した。(原篤司)

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