ギリシャを5月下旬から訪問した秋篠宮家の次女佳子さまは今月19日、宮内庁を通じて文書で感想を公表した。佳子さまは「ギリシャでの出会いや出来事はどれも大切なものであり、これからも強く心に残り続け、度々に思い返すことと思う」とした。

 今年、外交樹立125周年を迎えることに合わせた大統領の表敬訪問では「この記念の年が両国において幅広く多くの人々がお互いの国を知る機会になってほしいということなどについて親しくお話をした」と振り返った。

 世界遺産のパルテノン神殿については、「世界史の教科書で見た壮大な姿を見上げた際には、約2500年も前の高度な技術に感心するとともに、現在に至るまでの保存修復の多大な努力を感じた」という。日本人研究者が壁画の修復などに携わる修道院では、「来訪者に花びらをまく伝統的な歓迎などもしてくださり、素敵な思い出になった」と記した。

 5月25日から6月1日の訪問を終え、「ギリシャのみなさまからあたたかくお迎えいただいたことに深く感謝を申し上げる」とした上で、「本年がひとつの契機となり、より幅広く、様々な形で、両国の友好親善関係がさらに深まることを心から願っている」と締めくくった。(力丸祥子)

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