東京都三鷹市で2005年に男性を刺殺した疑いで重要指名手配され、19年後の今年4月に死亡が確認された上地恵栄容疑者(事件当時49)について、東京地検立川支部は18日、不起訴処分にし、発表した。

 警視庁は事件翌月に殺人容疑で指名手配した。現場に残されていた上地容疑者の血痕のDNA型をデータベースに照会したところ、06年3月に石川県加賀市の山中で発見されていた変死体と、今年4月に一致した。捜査1課は上地容疑者と特定し、今月4日に容疑者死亡のまま書類送検していた。

 送検容疑は、05年11月、三鷹市のアパートの一室で居酒屋副店長の永野和男さん(当時53)の胸を刃物で刺し、殺害したというもの。

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