愛媛県と高知県で震度6弱を観測した地震を受け、岸田文雄首相は17日午後11時16分、早急に被害状況を把握すること▽人命第一の方針のもと、政府一体となって救命・救助等の応急対策に全力で取り組むこと▽国民への情報提供を適時的確に行うこと――、の3点を指示した。

 林芳正官房長官は18日午前0時すぎから首相官邸で臨時の記者会見を開き、「人的、物的被害について確認中だ」と説明した。「被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携をはかりながら、警察、消防、自衛隊、海上保安庁を中心に、救命救助活動を最優先に、災害応急対策に全力で取り組む」と語った。

 林氏は地震による津波の心配はないとしたうえで、「四国電力伊方原子力発電所をはじめ、原子力施設について、現時点で異常があったとの報告はない」と明らかにした。

 政府は官邸対策室を設置し、対応に当たっている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。