世界遺産・姫路城の入城料について、兵庫県姫路市の清元秀泰市長が17日、報道陣の取材に、日本人観光客より外国人観光客を高くする改定を検討していることを明らかにした。

 発端は、市内で開催されている世界銀行主催の防災グローバルフォーラムの関連で、16日にあったトークセッションでの清元市長の発言だ。

 姫路城の入城料は現在、18歳以上1千円(約6.35ドル)で、市は約10年ごとに改定を検討してきた。清元市長はトークセッションで「7ドルで入れる世界遺産は姫路城だけなので、もっと値上げしようと思っていますけど、外国の人は30ドル払っていただいて、市民は5ドルぐらいにしたい」と述べた。

 発言の真意について清元市長は17日夜、「城の維持管理には費用がかかる。外国人観光客と地元の市民の間で負担いただく金額に差をつけるという改定も一案に検討を進めている」と言及。「30ドルは決まった数字ではない」とも述べた。

 清元市長によると、庁内での議論を始めた段階で、料金改定は来年度以降になるという。

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