最高裁判事に17日付で就任した元国連大使の石兼公博氏(66)が同日、最高裁で記者会見し「国民の信頼に応える任務の重さを感じている。外交官として40年以上にわたり培ってきた経験を踏まえ、国民の役に立てるよう、一つ一つの事案に真剣に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
日本社会で価値観や多様性を巡りさまざまな問題が表面化していることに触れ「社会の中で法の支配はどうあるべきか。具体的な事案に向き合うことで、追究していきたい」と話した。
石兼氏は山口県出身で東大法学部卒。1981年に外務省に入り、アジア大洋州局長、総合外交政策局長、カナダ大使などを歴任した。
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