北海道旭川市で女子高校生(17)がつり橋から石狩川に落とされ殺害された事件で、殺人容疑で再逮捕された旭川市の無職、内田梨瑚容疑者(21)が、防犯カメラがなく、夜間に人目につかない場所と知っていて、現場の橋まで生徒を連れて行ったとほのめかす供述をしていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
現場で生徒の衣服が見つかり、内田容疑者らが転落させる前に脱がせた疑いがあることが判明。道警は同容疑者らがどの段階で殺意を抱いたか裏付け捜査を進めている。
現場の橋がある神居古潭地区はJR旭川駅から南西約13キロの山間部にある。夜間は人通りが少なく、地元の若者の間では「心霊スポット」としても知られる。
道警は、内田容疑者と旭川市の19歳の女が4月18日夜、生徒を自宅のある留萌市の道の駅で車に乗せて監禁した上、約50キロ離れた橋まで連れて行ったとみている。
内田容疑者と19歳の女は翌19日未明に生徒を殺害した疑いで、今月12日に再逮捕された。道警はSNS(交流サイト)で生徒が内田容疑者の写真を無断で使用したことからトラブルとなったとみて調べている。〔共同〕
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