英国のウィリアム王子の妻、キャサリン妃(42)が14日に声明を発表し、ロンドンで15日に開かれる王室行事に参加することを明らかにした。公の場に姿を見せるのは半年ぶりで、がんと診断されたことが明らかになってから初めてとなる。

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 キャサリン妃は1月に「腹部の手術」で入院し、3月にはがんの治療を受けていることを明かした。昨年のクリスマス以来、公の場には姿を見せていない。

 声明によると、快復に向かっているとしつつ、がん治療は今後も数カ月間続き、「困難を乗りこえたわけではない」。化学療法を受けており、「良い日もあれば、悪い日もある」という。「悪い日は、体が弱り、疲れを覚え、体を休めざるをえない」と吐露している。

 一方、声明では、15日に英国王の公式誕生日パレードに家族とともに参加すると表明。さらに「夏の間にいくつかの公務に従事したいと考えている」とも記された。

 英王室によると、ウィリアム王子は自らの公務を続けつつ、今後も妻や子どもを支えることに注力するという。また、チャールズ国王はキャサリン妃のパレードへの参加を大いに喜んでいるという。

 チャールズ国王と妻カミラ王妃は25日、バッキンガム宮殿に天皇、皇后両陛下を迎え、晩餐(ばんさん)会を主催する。ただ、キャサリン妃については現時点で出席は確認されていない。(藤原学思)

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